今回はSMBCモビットの返済額を下げる方法について解説します。
- SMBCモビットの返済額を下げる「任意返済」について
- SMBCモビットの返済額の特徴
- SMBCモビットの返済額を上げないためのコツ
SMBCモビットの返済額を下げたい人は、よくチェックしておきましょう。
目次
SMBCモビットでは「任意返済の活用」で返済額を下げよう
約定返済・・・毎月の決まった返済
任意返済・・・好きな時にする追加の返済
詳しくは後述しますが、SMBCモビットは返済額が借入残高によって変動します。
最低返済額だけの返済だけでは、借入残高はなかなか変動しにくいです。
そのため返済額を下げるには「任意返済の活用」が欠かせません。
ボーナスなどまとまった収入があった場合は、高額を任意返済にあてられますよね。
実践すれば返済額だけでなく、最終的な利息総額もグッと減ります。
任意返済は手数料無料の「三井住友銀行ATM」を利用しよう
SMBCモビットで任意返済をする多くの人は、全国約14万台(※)の提携ATMで行なうはずです。
※2019年9月現在
ただし手数料無料は「三井住友銀行ATM」での返済だけなので注意してください。
ほかの提携ATMは「108円~216円」の手数料がかかってしまいます。
手数料で損してしまわないよう、SMBCモビットでの任意返済はなるべく「三井住友銀行ATM」を利用しましょう。
SMBCモビットの返済額の特徴
SMBCモビットの返済方式は「借入後残高スライド元利定額返済方式」。
この返済方式は、大きく分けて2つの要素に分けられます。
- 借入後残高スライド・・・借入後の残高によって返済額が変動
- 元利定額返済・・・返済額の中に利息が含まれる
SMBCモビットの利用者は、返済額の特徴を知っておきましょう。
返済額の特徴①:借入後の残高によって変動(借入後残高スライド)
借入後の残高によって、SMBCモビットの最低返済額は変動します。
借入後残高 | 最低返済額 |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超20万円以下 | 8,000円 |
20万円超30万円以下 | 11,000円 |
30万円超40万円以下 | 11,000円 |
40万円超50万円以下 | 13,000円 |
50万円超60万円以下 | 16,000円 |
60万円超70万円以下 | 18,000円 |
70万円超80万円以下 | 21,000円 |
80万円超90万円以下 | 24,000円 |
90万円超100万円以下 | 26,000円 |
※実質年率18.0%の場合
最低返済額が変動するのは「借入残高」ではなく「借入後残高」です。
15万円借りていた人が10万円を返済しても、自動的に「4,000円」にはなりません。
少額でいいので、新たに借り入れをしないと返済額は下がらないんですね。
返済額を変動させたい(下げたい)なら、残高変動後の借り入れを忘れないでください。
たとえば15万円借りて10万円返済したら、1,000円でも借りれば最低返済額が下がります。
残高変動後の借り入れは、以下いずれかの方法で行なってください。
借り入れ方法 | 手数料 | 最小借入可能額 |
---|---|---|
振込キャッシング | 無料 | 1円 |
三井住友銀行ATM | 無料 | 1,000円 |
上記2つなら手数料をかけずに借り入れができます。
(他の提携ATMでの借り入れは「取引金額 1万円以下:108円・取引金額 1万円超:216円」の手数料)
また振込キャッシングなら、借り入れは1円からでOKなのでおすすめです。
返済額の特徴②:返済額の中に利息が含まれる(元利定額返済)
元利定額返済とは、返済額の中に利息が含まれることです。
もう一方の返済方式として「元金定額返済」があります。
元金定額返済は、返済額(元金)に利息がかかるんですね。
返済額が10,000円の場合は以下の通り。
- 元利定額返済・・・10,000円の中に利息が含まれている
- 元金定額返済・・・10,000円に利息がかかる
上記のようにSMBCモビットの元利定額返済は、返済がすすみにくくなっています。
SMBCモビットでスムーズに返済をすすめるには、任意返済の活用が必要です。
SMBCモビットの返済額を上げないためのコツ
SMBCモビットの返済額を上げないためのコツは以下の通り。
- 追加借り入れの原因を作らない
- うっかり忘れでも延滞しない
- 返済シミュレーションで完済を意識する
返済額は下げるだけではなく、上げないことも同じくらい重要です。
「任意返済」と「上げないコツ」の両輪で、スムーズな完済を目指しましょう。
返済額を上げないコツ①:追加借り入れの原因を作らない
追加で融資を受けると借入残高が変動して、返済額が上がる可能性があります。
そのため返済額を下げたいと思っている人は、なるべく借り入れてはいけません。
以下の対策を講じて、借り入れの原因を断つことが大切です。
- 交際費を減らす
- 服飾費を減らす
- 趣味の費用を減らす
- タバコ・酒代を減らす
- ギャンブルをやめる
- 自炊中心にする
- 副業で収入を増やす
- (妻帯者は)お小遣いを上げてもらう
これらがうまくいけば、新たな借り入れをしなくても済むでしょう。
返済額を上げないコツ②:うっかり忘れでも延滞しない
SMBCモビットを延滞すると、遅延損害金(延滞の罰金)が発生します。
毎月の返済額とは別に、1日ごとにかかるので返済額が実質的に増加。
また延滞するデメリットは、遅延損害金だけではありません。
信用が落ちて利用限度額が下がったり、金利が上がったりすることも・・・。
そうなるとさらに返済額の負担が重くなるので、注意が必要です。
SMBCモビットでの遅延損害金利率は、実質年率20.0%です。
50万円借り入れて30日延滞したときの遅延損害金は以下の通り。
この場合は延滞している返済額に8,219円をプラスして返済する必要があります。
返済額を上げないコツ③:返済シミュレーションで完済を意識する
SMBCモビットは返済シミュレーションを用意しています。
シミュレーション | 入力項目 | 結果でわかること |
---|---|---|
毎月の返済額 | ・利用希望額 ・返済月数 ・借入利率 |
利用希望額を 指定の期間で返済する 場合の毎月の返済額 |
返済月数 | ・利用希望額 ・毎月の返済額 ・借入利率 |
利用希望額を 毎月一定金額で完済する 場合の返済月数 |
返済額を上げたくないなら、常に完済への意識を持ちましょう。
そのために最低でも毎月1回は、返済シミュレーションを利用してください。
利用することによって、完済までの距離を具体的に意識できます。
完済への道が明確になることによって、新たな借り入れを自制しやすいですよね。
結果として返済額は上がらず、返済するほど下がっていくという流れです。