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最低金利と最高金利とは?金利に「幅」がある理由
なぜカードローン会社は、金利に幅を持たせているのでしょうか。
その答えは、「利益・リスク」と「限度額」にあります。
利益・リスクと金利
利益・リスクの関係から、カードローン会社は金利に幅を持たせています。
- 金利を高く設定しなければならないケース
- 低く設定しなければならないケース
両方のケースについて、詳しく見ていきましょう。
金利を高く設定しなければならないとき
お金を貸す側の利益の源は、もちろん利息。
したがって金利が高ければ高いほど、カードローン会社は多くの利息を得て利益を上げることができます。
さらに100%お金を返してくれるという保証がない顧客には、回収不能のリスクがつきものです。
そのためカードローン会社は特に新規顧客などに対しては、あらかじめ高い金利を設定して、回収不能のリスクに備えるんですね。
以上をまとめると、以下の通りです。
金利が高くなる人:新規顧客など
【金利が高くなる理由】
✔単純に金利が高い方がカードローン会社が儲かるから
✔回収不能のリスクがあるから
金利を低く設定しなければならないとき
新規顧客の場合とは異なり、返済実績のある顧客は、貸し手がいくらでもいます。
高い金利を設定してしまうと、すぐに他社に乗り換えられてしまいます。
そのためカードローン会社は、優良顧客に対しては金利を低く設定するのが一般的。
また優良顧客は回収不能のリスクもほとんどないため、対策として高い金利を設定しておく必要もありません。
こちらをまとめると、以下のようになります。
金利が低くなる人:長期の返済実績があり、かつ高収入の優良顧客
【金利が低くなる理由】
✔優良顧客に高い金利を課すと他の会社に借り換えされ、利益がなくなる可能性があるから
✔回収不能のリスクが小さいから
限度額と金利の関係
金利はカードローンの利用限度額とも深く関係しています。
限度額が高ければ高いほど金利は低くなるのが一般的です。
カードローン会社にとっては、信用度の低い顧客に多額の融資をするのはリスキーですよね。
それに対して、信用度の高い顧客は回収不能のリスクが小さいため、多額の融資をして多くの利息を小さなリスクで得ることができます。
また多額の融資をしていれば、金利が低くても高金利で低額の融資よりも、多くの利息を得ることが可能です。
このような理由で、限度額が高いほど金利は低くなる仕組みになっています。
裏を返せば、限度額が高くなければ金利が低くなることはありません。
最低○%~に騙されるな!金利表記の罠とは
基本的に適用されるのは最高金利!
上記でご説明したように、よほどの優良顧客でない限りカードローンでは、高い方の金利が適用されます。
しかも最高金利が年18%だとすると、最高金利に近い年15%や年16%といった金利ではなく、ほぼ必ずといっていいほど高い確率で最高金利の年18%がそのままストレートに適用されるといってもよいでしょう。
「最低金利:年○%~」というカードローンの広告をよく見るかもしれませんが、実質的にはほとんど意味のない宣伝文句といえます。
つまりカードローンを金利で選ぶ場合には、最高金利が年利何%になっているかという点に注目してください。
上の図で考えると、カードローン会社Aよりもカードローン会社Bを利用した方がお得であるといえます。
最低金利にだけ注目してしまうと・・・
実際に最高金利ではなく、最低金利に着目してカードローン選びをしてしまった場合、どれくらい損してしまうのか例を挙げてみます。
(例)100万円の借り入れを、1年間で返済する場合
- カードローン会社Aの金利:年2.5%~18.0%
- カードローン会社Bの金利:年4.0%~14.0%
このとき最低金利で比べると、カードローン会社Aの方が低いため、カードローン会社Aを選びたくなる人も多いかもしれません。
しかし実際に適用されるのは最高金利なので、返済額は以下の通りです。
- カードローン会社Aの返済額:100万円×年18.0%=180,000円
- カードローン会社Bの返済額:100万円×年14.0%=140.000円
つまり、1年間だけで40,000円も損をしてしまいます。
最高金利が低い業者一覧
最高金利が低いカードローン会社を、消費者金融カードローンと銀行カードローンに分けています。
また最近注目のAIスコア・レンディング「J.Score(ジェイスコア)」もご紹介します。
消費者金融カードローン
カードローン | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5%~17.8% |
レイクALSA | 年4.5%~18.0% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
1番低金利なのはプロミス!さらに無利息サービスつき!
消費者金融カードローンは、最高金利は年18.0%に設定されるのがほとんど。
消費者金融の中で唯一、最高金利が年18.0%未満なのがプロミスの年17.8%です。
決して消費者金融の金利が高いとはいいません。
しかし銀行カードローンと比べると、年2~3%高めに設定されるのが一般的。
それでも銀行カードローンよりも、消費者金融を利用する人が多いのには理由があります。
- 銀行カードローンに比べて審査の門戸が広い
- サービスが充実している
特に消費者金融の中で1番目だったサービスといえばズバリ、無利息サービス※。
例えば先程のプロミスならば、最初に借り入れした日から30日間は利息がゼロ。
無利息サービスを利用すれば、審査のハードルが高い銀行カードローンよりも、返済額を大幅に減らすことができます。
※無利息サービスの利用には、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要です
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申し込みから最短30分で審査結果を受け取れます。
大手銀行系カードローン
銀行カードローン | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0%※ |
三井住友銀行カードローン | 年4.0%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 年1.7%~17.8% |
※みずほ銀行の住宅ローンを契約している人は、ここから金利が年0.5%下がります
銀行系でオススメはみずほ銀行カードローン!
大手銀行系カードローンの中で最も最高金利が低いのが、みずほ銀行カードローン。
銀行系カードローンは長期・高額の借り入れに用いられることが多いです。
その場合は金利が年0.1%が違うだけでも利息が大きく変わります。
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AIスコア・レンディング
AIスコア・レンディング | 金利 |
---|---|
J.Score(ジェイスコア) | 年0.8%※~12.0% |
※貸付利率(年率)0.8%は、みずほ銀行・ソフトバンクまたはワイモバイル
およびYahoo! JAPANと情報連携を行ない、かつ一定の条件を満たす場合に限り適用
日本初のAIスコア・レンディングのJ.Score(ジェイスコア)!
みずほ銀行とソフトバンクが設立した合弁会社「J.Score(ジェイスコア)」。
AIスコア・レンディングとは、ビッグデータとAI技術を使った融資サービスのことです。
申込者の本人情報を解析して、AIスコア(1000点満点)を算出して数値化。
AIスコアが600点以上ならば、J.Score(ジェイスコア)を利用することができます。
AIスコアが上がるほど、最高金利もカードローンでは見ないほどの低金利になっていきます。
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600点以上が出ても、審査通過を約束するものではありません。
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最低金利が適用されるのはどんな時?
最低金利が適用されるのは、どのような人なのでしょうか。
以下の条件を満たせば少しずつ限度額が上がり、金利を下げてもらえる可能性があります。
- 数年間という長い期間にわたり滞りなく返済している
- 安定した高収入がある
- 追加で多額の融資を受けている
上記のような条件で仮に数%の年利を下げられても、最終的に金利を最低金利にまで下げるのは至難の業。
それを踏まえると、最初から最高金利が低い業者を選んでおいて、少しずつでも着実に金利を下げていった方が賢明といえるでしょう。
また収入や返済に自信があり、500万円や800万円という限度額MAXの借り入れをする予定と自信のある方にとっては、そもそも借り入れの方法としてカードローンは間違いかもしれません。
それほどの信用情報と多額の借入希望を持ち合わせているのであれば、銀行で住宅ローンやマイカーローンなど目的別に借入をした方が金利を低く抑えることができるからです。