ヤミ金融の手口は年々巧妙化してきているのが現状。
金貨金融はヤミ金融の新たな手口として、2011年に初摘発されました。
今回は金貨金融について、主に以下の3点をお伝えします。
- 金貨金融の流れ(仕組み)
- 実際にあった金貨金融の手口
- 金貨金融の問題点
お金に困っていても、金貨金融は絶対に利用してはいけません。
自分の身を守るために、この記事をぜひともお役立てください。
金貨金融ってなに?その正体はヤミ金融!
金貨金融とは一言でいうと、ヤミ金融が営業している違法な金貨ショップです。
金貨ショップと銘打ちながらも、実態は違法な金利でお金を貸しているだけに過ぎません。
実際に摘発された金貨金融の経営者は「金貨を売っただけで、お金を貸したわけではない」と供述していました。
ヤミ金融と同じことをしながら、言い逃れをするために金貨金融という手口を使っていることがわかりますね。
金貨ショップとは、主に以下の商品を専門に取り扱うお店のことです。
- 国内外の記念硬貨
- 小判などの古銭
- 旧紙幣
- エラー紙幣
どの商品も、控えめに言っても1万円を下りません。
客層としては、硬貨の収集を趣味とする人がほとんどなのが特徴です。
金貨金融の仕組み
金貨金融は街中で金貨ショップとして営業しています。
一般的な金貨ショップに紛れており、見ただけでは金貨金融とわからないので厄介です。
雑誌広告やダイレクトメールなどを使い「すぐにお金が手に入ります!」などといった甘い言葉で顧客を獲得するのも特徴。
また金貨を買う際、金貨ショップからは「ツケ払いで結構です」と言われます。
これによりヤミ金融からお金を借りるのと、何ら変わりない状況に陥ることになります。
金貨金融のおおまかな流れは、以下の通りです。
【金貨金融のおおまかな流れ(仕組み)】
①金貨金融業者が、金貨を相場より高値で売りつける
(その際の代金は、すべて数日後の後払いにさせる)
↓
②顧客はそれを一般の金貨ショップに売却
(顧客は一時的にお金を手にすることができる)<
↓
③数日後、金貨金融業者は顧客から代金を回収
(実質的にヤミ金による違法な高利息の取り立て)
実際にあった金貨金融の手口
2011年に北海道で摘発された、実際の金貨金融の手口をご紹介します。
摘発された金貨金融の実際の手口
後から金貨の販売代金65,000円を請求することで、金貨ショップは23,000円の利益を上げていることが分かりますね。
金貨金融の持つ大きな問題点は2つ
金貨金融の問題点としては、以下の2つが挙げられます。
- ツケの金額を金利にすると出資法に違反する
- 金貨金融は長い目でみると大きな損
法外な金利で貸し付けを行うヤミ金融の特徴以外にも、金貨金融特有の問題点もあるので注意が必要なんですね。
そもそも、世の中には楽をしてお金が手に入るような甘い話は存在しません。
世の中にはお金に困っている人に目を付け、逆にお金をむしり取ろうとする悪い人々もいることを肝に銘じておきましょう。
(参考:ソフトヤミ金は安心…なんて口コミは的外れ!お金を借りたいならカードローンで解決しよう)
問題点① ツケの金額を金利にすると年約2000%!
上述のケースだとツケの支払い期限は10日以内でした。
ツケの金額は65,000円なので、年利にすると約2000%の金利ということになります。
しかし出資法で定められている上限金利は年20.0%。
それを考えると明らかに出資法に違反していることがわかりますね。
例えば10万円の借り入れをしたとしたら、1か月後には166,666円、3か月後には493,150円、1年後には2,000,000円に膨れ上がる計算になります。
実際に裁判所では金貨金融の取引を「金銭消費貸借契約にあたる」と判断。
その結果、経営者は出資法違反として逮捕されるに至りました。
問題点② 長い目で見ると結局は大損をしてしまう
金貨金融は主に、生活に困っている人をターゲットに顧客を獲得します。
口説き文句は「今すぐお金が手に入ります」などといった甘い言葉。
そのため上述のケースで言えば、生活に困っている人は「すぐに42,000円が手に入ればそれでいいや」と考えてしまいがち。
もちろん利用してしまえば、後で65,000円を支払わなければなりません。
顧客は藁にもすがる思いで目先のお金に飛びつきますが、結果的には大損をするはめになってしまいます。
上述のケースだと、金貨の実際の相場は42,000円。
金貨という商品の特性上、顧客はぼったくられていることには気付きにくいので、購入してしまうことも。
そのためお金に困っていない、金貨のコレクションが趣味の人も、金貨金融の手口に十分に引っかかる可能性があるんですね。
- 金の純度
- 重さ
- 鋳造された年
金貨の値段には上記の要素が関係しており、素人目には相場が分かりにくいものとなっています。
金貨金融以外でお金を手に入れるには?
ひとたび金貨金融に手を出せば、法外な利息を請求されてしまいます。
またツケの返済に遅れれば、恐喝じみた取り立てが待っていることも十分に考えられます。
- 家族・友人からお金を借りる
- カードローンを利用して借り入れをする
- 勤務先で給料の前借りをする
- 生活福祉資金を受け取る
わざわざ犯罪である金貨金融を利用しなくても、上記のように安全にお金を手に入れる方法はあります。
カードローンの学び舎おすすめのカードローン2社
金貨金融を利用するくらいならば、カードローンに申し込んでください。
カードローンの学び舎おすすめのカードローンは2社あります。
- SMBCモビット
- プロミス
金貨金融の利用を考えていた人の中には、ブラックの人もいるかもしれません。
残念ながらブラックの人は、上記2社の審査通過の見込みはほぼゼロ。
最後の望みにかけて、ブラックでも申し込みOKの中小消費者金融カードローンを検討してみましょう。
→ブラックでもお金を借りたい。事故情報アリでも審査可能なカードローンを紹介!
過去に3ヶ月以上の延滞や債務整理をして、その記録が信用情報機関に残っている人のことです。
記録が残っていると通常のカードローン審査は、ほぼすべて審査落ちに・・・。
ただし記録は永久に残るわけではなく、一定期間が経つと消滅します。
おすすめカードローン①:SMBCモビット
申し込みはWEB完結で、土日祝日でもその日のうちにお金を借りられます。
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おすすめカードローン②:プロミス
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