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そもそも名義貸し(借り)なんかしなくても、カードローンは利用できる
おそらく自分以外の名義でカードローンを利用しようとしている方は、
「自分じゃ審査に通らなそう・・・」
「自分に貸してくれるところなんてない・・・」
このように「カードローン審査=めちゃくちゃ厳しいもの」だと考えているのでしょう。
しかしそれは間違いです。
むしろカードローン会社は、ちゃんとお金を返してくれそうな人には積極的にお金を貸し出す姿勢を見せています。
過去に長期間の延滞や滞納で信用情報にキズがついてない限り、誰でも審査に通る可能性はあります。
専業主婦の方は総量規制の関係で、消費者金融での借入は基本的にはNGです。
しかし配偶者の同意があれば、配偶者貸付制度を利用して融資を受けられます。
一方、そもそも総量規制の対象でない銀行系カードローンを利用するのも手です。
過去に信用情報をキズつけていない限り、審査に通る見込みは十分にあります。
他人名義でカードローンを使うと恐ろしい罰則が!
実は他人名義で申し込んでも、カードローンの審査に通ることはできます。
同居していたり家族であれば、審査の必要書類や印鑑をそろえやすいですよね。
お子さんや配偶者の名義を使って、カードローンに申し込むのは珍しくありません。
しかし他人の名義を使ったり、自分の名義を他人に使わせてカードローンに申し込むのは絶対にやめましょう。
名義貸しは犯罪!
以下の方々は自分の名義で申し込んでも、審査落ちする可能性が非常に高いです。
- 学生や専業主婦など、審査に通りにくい条件を持っている方
- 過去に返済トラブルを起こしてカードローンに当分申し込めない方
- 最近カードローンの審査に落ちてしまった方
そのため友人や家族などの名義で、カードローンに申し込もうと考えてしまうんですね。
しかし名義貸しというのは、詐欺行為であり犯罪に当たります。
カードローン会社は、申し込まれた内容で審査をします。
名義貸しとは、そこに嘘の情報で申し込むこと。
カードローン会社をだましているのと同じになります。
同意があってもNG!
相手とのトラブルを避けたい人が取る行動としてあげられるのが「相手と話し合った上で名義貸しをする」というものです。
相手もわかって名義を使わせているので、トラブルが起こるリスクは減るでしょう。
しかし自分が払えなくなったら、名義を貸してくれた相手が責任を持つことに。
相手に多大な迷惑をかけることになります。
同意があっても他人の名義は決して使ってはいけません。
名義人が受ける被害
もし名義貸しがバレると罰を受けるのは申し込んだ人ではなく、名義を使われた人(名義人)になります。
カードローンの利用停止
何も知らない名義人からすれば、「勝手に自分の名義を使われた!」と思いますよね。
しかしカードローン会社からすると、誰が名義人になりすましていたかがわかりません。
責任を名義人に負わせるしかないのです。
ほとんどの場合、名義貸しがバレた時点でカードが使えなくなります。
嘘をついてお金を借りる人に、これ以上利用させようとは思いません。
借入額の一括返済
カードを使えなくする前に、今までの借り入れ金を払うように言われます。
何も知らずに名義貸しをされた場合、その被害者が支払う必要はありません。
しかしカードローン会社は、本当の利用者を探す術がなく名義人に返済を求めます。
個人信用情報に事故として記録される
他人名義でカードローンを使って返済トラブルが起こると、その返済トラブルを起こしたのは名義人とみなされます。
つまり名義人の個人信用情報にキズがついてしまいます。
個人信用情報に事故記録が残ると、その後カードローンを申し込んでも審査に通りません。
自分のせいではないのに、いつの間にか事故記録をつけられたらたまりませんよね。
また仮に返済トラブルがなくても、名義貸しがバレると「他人に名義を貸した」ということで個人信用情報に悪い影響をもたらすのです。
自分の名義でカードローンを使われていた場合の対処法
名義貸しは証明するのが難しい
相手が勝手に自分の名義でお金を借りたことで、自分が身に覚えのない借金を返さなくてはいけなくなるのは誰だって嫌なことです。
しかし「契約したのは自分じゃない!」と主張してみても、カードローン会社には調べる手だてがほとんどありません。
しかも自分の名義を使ったのが家族なら、「知らなかった」が通用しにくくなります。
名義貸しは証拠を見つけにくい上に、最近はネットでもカードローンに申し込めるので、さらに証明が難しくなっています。
名義貸しされた時はまず業者に説明!
まずは契約したカードローン会社に行って、事情を説明しましょう。
同意ナシの名義貸しの場合、名義人が借金を支払う義務はなくなります。
その上で警察に被害届を出して、弁護士の協力を得て法的に対処するのが良いと思われます。
名義貸しを未然に防ぐ方法とは?
本人確認書類の場所を教えない
同居している人がパスポートや身分証など、自分の本人確認書類の場所を知っている状態だと、勝手に名義を使われる可能性が高くなります。
自分しか知らない場所にしまうか、カギをつけるなどして、他人に任せず自分自身で書類を管理しましょう。
手に入りやすい印鑑を使わない
100円ショップなどで買える印鑑を使っている人は要注意です。
印鑑は名義貸しを証明する数少ない手段。
しかしどこでも手に入る印鑑だと、事情を理解してもらいにくくなります。
家族共用の印鑑とは別に、真似されにくい独自の印鑑を用意しておきましょう。