「先輩、今日奢ってくださいよ~」
「奢ってくれるなら行きます!」
「ごちそうさまです!(←お金を出すとは言われてない)」
冗談交じりでも「奢ってください」と口にしたことはありませんか?
親しい後輩または部下に頼まれると、ついつい上司は「しょうがないなぁ」と奢ってしまうことも。
でも、実際はどう思われているのか・・・気になっている人も多いはずです。
そこでカードローンの学び舎では、400人以上に「奢ることについてどう思っているか」を調査。
- 後輩(部下)に奢るときの気持ち
- 奢りたくない後輩(部下)の特徴
など、普段は聞けない上司の心情をココだけで公開しています!
もちろん、奢ってもらったあとのベストなお礼についてもバッチリ紹介。
気持ちよく過ごせる奢られ上手なら、”デキる後輩(部下)”にもなれるかも!?
奢り・奢られを攻略して、仕事や人間関係をスムーズに乗りこなしましょう。
②奢ったことがある上司の気持ち
「奢ってください!」と言われたとき、上司はどう思ってる?
「奢りたい」と上司が思うのはどんなとき?
「上司が後輩(部下)に奢る」のは当たり前?
③絶対に奢りたくない!400人の上司によるリアルな声
奢りたくない後輩(部下)の特徴【上司のリアルな意見をチェック】
④奢りたくないときに上司が使うかわし方
上司がリアルに使うかわし方・言い訳
⑤奢ってもらったらお礼は必ず3回しよう!
【1回目】奢ってもらった直後
【2回目】奢ってもらった日にお礼メール(LINE)
【3回目】後日、上司と顔を合わせたとき
※気になる項目をクリック・タップしてみましょう
後輩・部下に奢るときのアンケート概要
【アンケート調査の概要 】
【調査名】
後輩・部下に奢るときに関するアンケート
【調査目的】
奢るときの上司の心情/奢ってもらうときの心得を知る
【調査方法】
記述式のwebアンケート(キッコエサーベイ)
【調査対象】
- 後輩・部下に奢ったことがある人
- 25歳~54歳の男女
【有効回答数】
406名(回答率100%)
【調査内容】
①後輩・部下に奢るときと奢りたくないときの違い
②また奢りたいと思うとき
【調査期間】
2019年6月22日~6月23日
奢ったことがある上司の気持ち
社会に出れば一度は上司に奢ってもらった経験もあると思います。
ここでは406人の上司に、”奢るときの気持ち”に関する3項目をアンケートしました。
- 「奢ってください」と言われたらどう思うのか?
- どんな時に「奢りたい」と思うのか?
- 上司が後輩・部下に奢るのは当たり前なのか?
「奢ってください」と言われたらどう思うのか?
後輩(部下)に「奢ってください」と言われたとき、146人の上司が「抵抗を感じる」と回答。
かなり抵抗を感じる・・・29人
少しだけ抵抗を感じる・・・117人
全体の約1/3以上が「抵抗がある」と感じるようです。
反対に「気持ちよく奢ろう」と回答した上司が80人。
「何も思わない」と回答した上司が106人でした。
今回の調査では「奢ってほしい」と言われたとき、快く奢る上司は5人に1人という結果に。
ただ注目すべき回答は74人の「“奢ってください”と言われる相手による」という票です。
日頃から可愛がってもらっている後輩(部下)なら快く奢ってくれるでしょう。
しかし上司から良い印象がない場合は敬遠される恐れも・・・。
どんな時に「奢りたい」と思うのか?
上司は自分からご飯や飲みに誘ったときに「奢る」と回答した人が210人。
半数以上の上司が、「自分から誘ったときは奢ろう」と思うんですね。
さらに注目すべきは、後輩(部下)が仕事を頑張っているときと答える上司が117人もいたこと。
普段から一生懸命働いている人は「上司から声がかかる(かかりやすい)」+「仕事を頑張っている」ので、奢られる可能性もグッと高くなります。
さらに上手く奢られるためには、「上司から声を掛けやすいか」もポイントになってきます。
まずは奢ろうと思ってもらえる行動・態度を取るのが、奢られ上手のコツだと言えるでしょう。
また中には、下記のような場面で「奢ろう」と考える上司もいるようですね。
- (上司に)臨時収入が入った・・・29人
- 後輩または部下が生活に苦しんでいる・・・32人
反対に「そもそも自分から奢ろうと思わない」といった声も、少数ながら見られました。
上司が後輩(部下)に奢るのは当たり前なのか?
上司が後輩(部下)に対して奢るの普通だと思うのかについて、226人の上司が「多めに出す」と回答。
「全額奢ってあげるのが当たり前」と回答した上司は62人でした。
多めに出してくれる(もしくは全額奢る)上司が、288人もいるんですね。
不景気の世の中といえど、下の立場からするとありがたいものです。
一方で、「割り勘でもいいと思う」と回答した上司は400人中100人。
つまり4人1人は割り勘を希望していることがわかります。
- 日頃の労をねぎらって(後輩・部下が)多めに出してほしい・・・13人
- 逆に目上の人間に奢るのが普通だ・・・5人
また上司によっては「後輩(部下)が出してもいい」といった意見も。
日頃お世話になっている上司には逆に奢る日も必要かもしれません。
過半数の上司は奢るときに負担を感じています!
後輩(部下)に奢ることに対して287人の上司が負担に感じると回答。
- 少し負担に感じる・・・231人
- かなり負担に感じる・・・56人
- 別に負担に感じない・・・119人
実にアンケート総数の半分以上が負担を感じているという結果に・・・。
逆に「負担に感じない」と回答した上司は119人です。
当然、奢る金額によっても負担の大きさは変わってくるもの。
上司に奢ってもらうときには、なるべく負担にならない範囲で奢ってもらうのがベターでしょう。
絶対に奢りたくない!400人の上司によるリアルな声
上司が奢りたくないと感じる後輩(部下)は、「遠慮のない人」でした。
406人中、113人(28%)が同じ意見です。
また下記のような場合も、奢りたくないと感じるようです。
- 奢ったのにお礼がない・・・56人(14%)
- 普段から苦手な後輩・部下・・・50人(12%)
- 手持ち(お金)がない・・・27人(7%)
- そもそも誘ってない・・・7人(2%)
しかし108人(26%)の上司は奢ることに対して抵抗はないと回答。
108人の上司は、おそらく「どの後輩(部下)に分け隔てなく奢る」のではないでしょうか。
上司が思う「奢りたくない人/場面」の特徴!【リアルな声】
①遠慮のない人には奢りたくない(回答者:113人)
(パフォーマンスでも良いのでしてほしかった)
②お礼がない人には奢りたくない(回答者:56人)
③苦手な人には奢りたくない(回答者:50人)
④その他(回答者:45人)
(もしかして自分に人望がないのか・・・?)
⑤お金がないときは奢りたくない(回答者:27人)
⑥そもそも誘ってない人には奢りたくない(回答者:7人)
⑦奢るのはイヤだと思わない(回答者:108人)
「奢りたくない」ときに上司が使うかわし方!
今度は上司が「奢りたくない」と思った時に使うかわし方を調査。
最も多かったかわし方は「お金(手持ち)がない」でした。
406人中113人(28%)の上司が「お金がない」と伝えるのが有効だと回答。
また、奢りたくないときの他のかわし方は以下の通りです。
- 「また今度」と伝える・・・57人(14%)
- きっぱりと断る・・・55人(13%)
- 「すでに予定がある」と伝える・・・51人(13%)
- その他・・・28人(7%)
日を改めたり、あらかじめ予定があることを見せるそぶりは、奢りたくないときに使う常套手段なんですね。
こんな風に言われた時は、上司はあなたに対して「奢りたくない」と考えているかもしれません。
逆に102人(25%)の上司は「わざわざ奢りをかわそうと思わない」と回答。
日頃から上司に目をかけてもらっているなら、スムーズに奢ってもらえるんですね。
上司が奢りたくないときに使うかわし方【リアルな声】
①お金(手持ち)がないと伝える(回答者:113人)
②「また今度」と伝える(回答者:57人)
③きっぱりと断る(回答者:55人)
④すでに予定があると伝える(回答者:51人)
⑤その他(回答者:28人)
当たり前のようにタダ酒を飲もうと考えてる奴にはハッキリと言う。俺の前なら許すが、他の方に誘われた時に同じようなことをするなと。
⑥奢りたくない時のかわし方はナシ・・・(回答者:102人)
奢ってもらったお礼は3回するのがベスト!
上司に奢ってもらったら、お礼を3回するのがベストです。
- 奢ってもらった直後
- 奢ってもらった日にお礼メール(LINE)
- 後日、上司と顔を合わせたとき
奢ってもらったなら、お礼は何回してもOK。
ただお礼が少なすぎるのはNGです。
次回も気持ちよく奢ってもらうために、しっかりお礼をする必要があります。
社会に出ると、上司が奢るのは当たり前といった風習があるのは否めません。
ただ上述の通り、このご時世では「割り勘」「多めに出す」という傾向が強め。
だからこそ、特に「全額奢り」をしてくれる上司にはキチンとお礼しておくべきでしょう。
上司にも家庭や趣味、自己投資など、本来なら”別の場所に使えるお金”でわざわざ奢ってくれています。
「上の人間が出すのが当然」とは思わず、謙虚でいるのが大切です。
お礼のタイミング①奢ってもらった直後
まず、奢ってもらった直後に必ずお礼をしましょう。
何より、奢ってもらった直後はお礼を述べるベストタイミングです。
実際に、上司が奢りたくない人の特徴として2番目に多かったのは「お礼がない人」でした。
感謝の言葉が一言もなければ、2度と奢ってもらえなくなるので注意してください。
上司に奢ってもらってもお礼をしなければ、次回からは誘いが来なくなる恐れも。
また上司にも「こいつは常識がない」と判断され、仕事の面でも信用性を失ってしまうかもしれません。
たとえ乗り気じゃない誘いだったとしても、”奢ってもらったならお礼を述べる”のがベターです。
お礼をするときは”財布チラ見せ”テクニック!
奢ってもらった直後にお礼をするときは、必ず「自分も出します」といった姿勢を見せることがポイント。
もちろん財布を出しておくことが条件です。
財布も持たずに「自分も出します」と言ったところで説得力がありません。
【上司が答える「こんな部下には奢りたくない!」】
財布を出す素振りすらない。
またお礼をするときはお会計時もしくはお店の外が望ましいです。
少人数の場合は上司が支払いをしているタイミングでお礼をしましょう。
大人数の場合は、先に軽くお礼を伝えて外に出ましょう。
支払いを終えた上司が出てきたときに、再度しっかりお礼をすればOKです。
お礼のタイミング②奢ってもらった日にお礼メール(LINE)
2度目のお礼は、奢ってもらった日に”お礼メール”をしましょう。
(もしくはLINEでもOK!)
メールは社内/社外に限らず手が空いた隙にできるため、ぜひやっておきたいお礼の一つです。
お礼メールは文章として形に残るため、上司の都合でいつでも確認できるのが最大のメリット。
またお礼メールを送られても、「わずらわしい!」と思う上司はいないはず。
逆に「また今度も行こうね」と、フラットに誘ってもらえるかもしれません。
なによりお礼メールを送ることによって、上司にマメさをアピールすることもできます。
【上司が答える「うれしかったお礼メール」】
お礼メールは具体的な感謝を述べるべし!
お礼メールの内容はただ「ありがとうございました」ではなく、具体的に感想を述べましょう。
- ランチを奢ってもらった
→イタリアンをご馳走になった場合、料理やお店の感想を添えるなど - 飲み会で奢ってもらった
→仕事の相談に乗ってもらった場合、今後どのように活かすのかなど
お礼のタイミング③後日、上司と顔を合わせたとき
3度目のお礼をするタイミングは後日、上司と顔を合わせたときです。
たとえ奢ってもらった直後とお礼メールをしていても、顔を合わせたときには再びお礼をしましょう。
内容は”お礼メール”と被っても問題ありません。
大事なのはお礼をする気持ちです。
【上司が答える「嬉しかったお礼」】
翌日、真っ先に挨拶にきたので「今の若い子はしっかりしてる」と感心しました。
奢ってもらった翌日に上司と顔を合わせるなら、朝一でお礼をしておくのがベスト。
特に業務中に顔を合わせる上司なら、真っ先にお礼をしておくのが無難です。
また普段は顔を合わせない上司なら、たとえ時間が空いても、後日会ったときにしっかりお礼をしましょう。
奢ってもらったあとのお返しベスト5!
400人の上司に「奢ったあとのお返しは何が望ましいか?」と調査したところ、以下5つのお返しが嬉しいと回答されました。
- 茶菓子類の軽めの飲食物・・・31人(8%)
- 逆に別の機会で奢り返してくれる・・・22人(5%)
- その他・・・21人(5%)
- 仕事で協力してもらう・・・19人(5%)
- (上司が)欲しかったプレゼント・・・14人(4%)
上司に奢ってもらったときのお返しとして、ぜひ参考にしてみてください。
上司が奢ったときに嬉しかったお返しベスト5【リアルな声】
①茶菓子がもらえた(回答者:31人)
②後日、逆に奢ってもらえた(回答者:22人)
③その他(回答者:21人)
④仕事の成果が見られた(回答者:19人)
⑤欲しかったプレゼントをもらえた(回答者:14人)
今回は、400人以上の上司に「後輩(部下)に奢るときの心情と基準」をアンケート調査してみました。
普段はなかなか聞けない上司の本音を、少しでも知っていただけたのではないでしょうか?
上司が奢ろうと思うタイミングは主に2パターン。
- 上司自らがご飯や飲み会に誘ったとき
- 後輩(部下)が仕事を頑張っているとき
上記の場合なら、特に不快感を抱くことなく奢ってくれるんですね。
また上司に奢ってもらった場合は必ずお礼をしましょう。
- 奢ってもらった直後
- 奢ってもらった日にお礼メール(LINE)
- 後日、上司と顔を合わせたとき
最後に、本記事の目的は「いかに上司からうまく奢ってもらうか」ではありません。
ビジネスの場において”奢り・奢られ”は、仕事や人間関係をスムーズにする潤滑剤。
奢る上司の気持ちや奢ってもらった後の対応を知っていれば、うまく活用できるはずです。
より親交を深めるためにも、上司に奢られたらこの記事を参考にしてみてください。