2019年10月の消費増税に合わせて、いよいよキャッシュレス決済・コード決済デビューをしなければならない時期がやってきました。
すごーく当たり前のことを申し上げますが、現金払いは”損”です。
現金払いの人は消費増税時にポイント還元を受けることができません。
クレジットカードやコード決済で、もともと付与されるはずのポイントも得られないわけです。
にも関わらず、私の周りでは意外とキャッシュレス決済デビューをしていない人が多い!
あなたはいかがですか?
①記事の執筆者様<プロフィール>
②現金払いは”損”の理由!
③LINE Payで支払えるものは生活必需品も含まれている!
④”LINE Payアプリ”は”LINEアプリ”とは別物!
⑤LINE Payは個人間送金が最大の魅力!
⑥LINE Payは長く愛される決済サービスになる!
※気になる項目をクリックしてみましょう
記事の執筆者様<プロフィール>
【LINE Payの知られざる使い方に関する記事の執筆者様】
ハルさん
福岡を中心にタレント活動。
TBS系列のローカル局で『今日感テレビ日曜版』MC、『今日感モーニング』金曜日MCを中心に活躍。『harulog』のサイトを運営。
ー本人様コメントー
ご挨拶が遅れました。
私は福岡在住のキャッシュレス推進タレント・ハルと申します。
2004年に日本でおサイフケータイサービスがスタートして以来、全力でキャッシュレス決済を利用してきました。
時代 | 使用機種 | ポイント |
---|---|---|
昔 ↓ 現在 |
携帯電話~Android | – |
iPhone7 | Suicaに対応して以降、iPhoneをメイン端末へ | |
iPhoneX | 現在はキャッシュレスライフを満喫 |
交通系ICから最近のコード決済・クレジットカードまで含めると、9種類ほどのキャッシュレス決済を使い分けています。
昨年はイタリアでコンタクトレス決済を利用して列車に乗って参りました。
便利。そしてポイントザクザク。
さて。
ここ数年に限ればコード決済の登場により、スマートフォンのFeliCa対応がマストではなくなってきました。
(FeliCaとは駅の改札口で使われるICカードにタッチしたりする”かざす”行為です)
各種コード決済のアプリをダウンロードできるスマートフォンであれば、どの機種でもコード決済を利用可能。格安スマホでもOKです。
そしてコード決済は決済機能にとどまらず、個人間送金や割り勘機能、さらにはお得なクーポンを利用できたりとユーザビリティは向上するばかりです。
今回は数あるコード決済の中でも、より便利に身近に利用できるLINE Payについて掘り下げていきたいと思います。
現金払いは”損”の理由!
2019年10月から9ヶ月間、ポイント還元対象事業者のキャッシュレス決済により、2~5%のポイント還元を受けられます。
つまりキャッシュレス決済をうまく利用できる人は、期間限定で消費税率が実質5~8%で買い物ができてしまうということ。
現金主義の人は10月から消費税10%です。
還元率は消費税を大きく引き下げる!
実際に還元分がある場合とない場合の金額差を見てみましょう。
税率(消費税) | 税抜価格 | 税込価格 |
---|---|---|
10% | 10万円 | 11万円 |
2% (還元分) |
10万円 | 10万8,000円 |
5% (還元分) |
10万円 | 10万5,000円 |
金額が少額なので、あまり損をしている実感がないかもしれまん。
では想定支出額を増やしてみましょう。
税率(消費税) | 税抜価格 | 税込価格 |
---|---|---|
10% | 100万円 | 110万円 |
2% (還元分) |
100万円 | 108万円 |
5% (還元分) |
100万円 | 105万円 |
2%の還元なら実質108万円なので2万円差。
5%の還元なら実質105万円なので5万円差まで広がります。
金額が大きければ大きいほど、現金払いの人とキャッシュレス決済の人の支出額の差は大きくなる一方です。
これだけの金額差があることを提示しても、現金払いに固執する人はなかなかキャッシュレス決済になびいてくれません。
消費税10%は1ヶ月近くの給料がなくなる!?
では、これならどうでしょう。
【毎月20万円家計×消費税10%】で計算してみます。
20万円×10%=2万円・・・1ヶ月にかかる消費税
2万円×12ヶ月=24万円・・・1年にかかる消費税
20万円/月の支出だと消費税は2万円/月。
それを12ヶ月なので、年間トータル24万円の消費税を納めます。
これはもらったお給料の1.2ヶ月分が消費税にあてられるということ。
(わかりやすくするため毎月のお給料を丸々使った計算です)
つまり『1.2ヶ月は消費税のために働いている』といっても過言ではありません。
LINE Payで支払えるものは生活必需品も含まれている!
そもそもLINE Payを使ったことがない人からしたら、何に使えるのかもわからない状態だと思います。
- コンビニ
⇨ローソン・ファミリーマートの他、2019年7月1日からはセブンイレブンでもLINE Payで買い物が可能。 - 外食
⇨カフェ、居酒屋、回転寿司など数ある加盟店でLINE Payのコード決済が可能。 - 薬、日用品
⇨ドラッグストアもLINE Payコード決済に対応。薬を始め日用品も決済が可能。 - 洋服
⇨ZOZOTOWNがLINE Payを使ったオンライン決済に対応。 - 家電
⇨家電量販店の多くがLINE Payコード決済に対応。金額の高い家電をLINE Pay決済で購入すれば、高額ポイントバックも期待大。 - カラオケ
⇨加盟カラオケ店ならストレスを発散しながらポイントも貯蓄。 - 通販、ショッピングサイト
⇨LINE Pay請求書払いに対応している場合、いつでもどこでもアプリ上で決済。もちろんポイントも貯蓄可能。 - 電気、水道、ガス
⇨ライフラインもLINE Pay請求書払いに対応。ポイント還元がある分、銀行引き落としよりお得。 - 新幹線・タクシー
⇨LINE Payカード(プラスチックカード)を持っておけば、新幹線のチケットも購買可能。またコード決済で乗れるタクシーも増加。 - 旅行
⇨日本旅行はコード決済に対応。高額になりがちな旅行代でもポイントバックあり。 - JCB加盟店
⇨国内外の約3300万店(2017年3月末時点)で利用可能。 - (※)税金
⇨軽自動車税、個人市県民税、固定資産税、都市計画税など、LINE Pay請求書払いで納付可能。
※自治体によります。また私の住む福岡は納税にもポイント還元があります。
というわけで生活でかかるお金・支払いのほとんどをLINE Payでまかなうことも。
LINE Payに集中できればポイントも”がっぽがっぽ”です。
LINEと連携してキャッシュレス決済を広げる動きを見せる福岡市は、
- 福岡市動植物園
- 福岡アジア美術館
- 福岡市博物館
- マリンワールド(水族館)
- 福岡タワー
などの施設の支払いもLINE Payコード決済が可能です。
LINE Payのポイント還元率は最大2%!
LINE Payの決済額に応じてポイント付与率が変わります。
決済金額 | ポイント付与率 |
---|---|
10万円以上 | 2% |
5万円~9万9,999円 | 1% |
1万円~4万9,999円 | 0.8% |
0円~9,999円 | 0.5% |
また2019年7月31日まではすべての人に3%が上乗せ。
なので利用額が月に10万円以上の人は最大5%の還元率で決済することもできます。
※後述しておりますが、LINE PayのVISAクレジットが付くと還元率は3%です。
LINE Payの支払い方法は決算専用アプリを使おう!
LINE Pay決済専用アプリをダウンロードしておけば、
- LINE Payアプリを起動
- 決済
の2ステップで決済完了です。
もちろんLINEを利用していること、そしてチャージしておく必要があります。
現在はLINE Pay決済専用アプリがリリースされているので、そちらをダウンロードして使うことをおすすめします。
LINE Payのチャージ方法は以下の6通り。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
- ファミリーマート(Famiポート)
- LINE Payカード→レジチャージ
- QR/バーコードを表示→レジチャージ
- LINEポイントからの交換
(「キャンペーン/動画視聴」で貯めたLINEポイントも可)
また購入できるLINEプリペイドカードからはLINE Payへのチャージはできません。
時と場所を選ばずにチャージできる銀行口座でのチャージがおすすめです。
銀行口座の登録方法
銀行口座を登録することでチャージ・送金・出金が簡単にできます。
登録しておけば、いつでもどこでもスマホでチャージも可能です。
わざわざ現金を用意したり、お店やATMにいく必要ありません。
LINE PayにはPayPayのようにクレジットカードを登録したり、クレジットカードから残高チャージする機能が今のところありません。
なので銀行口座登録はマストです。
【銀行口座の登録手順】
- 口座番号・パスワードなどの情報を準備
- 銀行を選択して必要な情報を入力
- 銀行のWEBサイトで必要な情報を入力
口座登録には2営業日かかることもあるとのことなので、利用予定があるなら早めに登録しておきましょう。
LINE Payの銀行口座は複数登録することができます。
チャージする時には口座を選択したあとで金額を入力。
いくつか通帳を持っている人は、まとめて登録しておくと使い分けができて便利です。
”LINE Payアプリ”は”LINEアプリ”とは別物!
- QR/コード表示
- LINE Pay加盟店マップ表示/加盟店検索
- クーポン表示/クーポン検索
上記の3つのメニューが用意されています。
また取得したクーポンから直接コード表示。
店やエリアごとのクーポン多数あり、購入金額次第では1円で買い物できちゃいます。
使えるクーポンが常時用意されているので、まめにチェックして積極的に活用していきましょう。
LINE Payの据置端末(すえおき)があるお店では、LINE Payを利用したNFC決済ができるようです。
しかし据置端末があるお店は大々的にPRされていません。
なのでNFC決済を使うことはほどんどなさそうです。
店側がわざわざ据置端末を置くメリットは今のところありません。
じゃがNFC決済は台湾のみの提供となり、日本での展開は未定じゃぞぃ。
LINE Payアプリの使い方
- LINEアカウントでログイン
- 権限を許可する
- 生体認証&パスワード設定
- 一画面で読み取り&提示に対応
- 適用中のクーポン表示
手順①:LINEアカウントでログイン
LINE Payアプリをダウンロード後、LINEアカウントでログインします。
手順②:権限を許可する
プロフィール情報への権限を許可しなければLINE Payは利用できません。
手順③:生体認証&パスワード設定
決済アプリなので、”アプリ起動時にパスワード認証“もオンにしておきましょう。
手順④:一画面で読み取り&提示に対応
(上記:理想的な決済画面)
画面上部にはQRコードリーダー、画面下部にはバーコードが表示されます。
店舗側が読み取り型でも提示型でも画面を切り替える必要がありません。
手順⑤:適用中のクーポン表示
クーポンの利用をタップすると、クーポンが適用されたバーコードが表示されます。
LINE Payは個人間送金が最大の魅力!
LINE Payを使って買い物はもちろんですが、この個人間送金こそキャッシュレスの目玉機能ではないかと思っています。
LINE Payユーザー同士で送金し合ったり、送金機能を応用した割り勘機能を飲み会のシーンでは大活躍。
例えば合コンのシーンで考えてみましょう。
【合コンのシーンで便利なLINE Pay】
会計時にお金のやりとりでもたつくのはスマートではありませんよね。
ここでLINE Payの割り勘機能を使えば、幹事のQRコードを読み込むだけで会計完了。
二次会へのスムーズな流れを生み出すことにも貢献します。
一次会のテンションで二次会に移行できれば、恋愛成就率もきっと上がるはず・・・!
LINE Payはほとんどの人が使える!
さらに今、LINEを使っていない人を探す方が難しいくらいです。
逆を言えばLINEを使っている時点で、LINE Payを使う準備ができているということ。
この母数の多さはLINE Payが他決済に勝るところだと思います。
一人暮らしの子供に親が生活費を送ったり、もしくは子供が親に仕送りしたり。
わざわざ銀行ATM稼働中に出向く必要も手数料を払う必要もありません。
この快適さを日本国民全員が気づくまで、もうまもなくというところでしょうか。
LINE Payの送金・送金依頼・割り勘をする方法
送金 | 送金依頼 | 割り勘 |
---|---|---|
①送金をタップ ↓ ②送る相手を選ぶ ↓ ③金額を入力 ↓ ④メッセージを入力 ↓ ⑤送金 |
①送金依頼をタップ ↓ ②送金依頼する相手を選ぶ ↓ ③希望額を入力 ↓ ④メッセージを入力 ↓ ⑤送金依頼を送信 |
①割り勘をタップ ↓ ②割り勘のタイトルを入力 ↓ ③QRコードを読み取ってもらう |
※送金依頼とは”相手にいくら送ってほしいか”のことです
なお銀行口座からチャージしておいた残高を送金します。
また送る側と受け取る側の双方がLINEユーザーであることが条件です。
ただ今どきLINEしてない人の方が少ないでしょうから送金機能の出番は多そうですね。
送金や割り勘機能は銀行口座を登録後に利用できるようになります。
さらに口座への出金も可能です。
LINE Payは長く愛される決済サービスになる!
日本国民のほとんどのスマートフォンにLINEアプリはダウンロードされているはず。
ユーザーが多いのは正義です。
キャッシュレスが浸透していくと、お店と個人のやりとりだけではなく、個人と個人のやりとりも増えるでしょう。(一部の人の中ではすでに浸透)
同じアプリを使っている人がたくさんいるというのは、それだけ皆が使いやすいということ。
なのでLINE Payに安心感を覚える日本人も多いのではないでしょうか。
またプリペイド、銀行口座からのチャージのみなら、使い過ぎてしまう心配もありません。
LINE Pay VISAクレジットカードができる!?(2019年予定)
- VISAブランド
- クレジットカードとして使える
- カード利用時LINE通知機能
- コード払いにも使える
- VISAのタッチ決済機能搭載
- 初年度は3%還元
- 事前チャージなしで決済可能
- 送金・割り勘には使えない
なんとLINE PayにVISAのクレジットカードが追加。
これまでのLINE PayはJCBブランド&プリペイドのみでした。
しかも初年度は還元率3%とアナウンスされています。
また単体の還元率3%はLINE PayのVISAとPayPayのみ。
還元率だけで見れば2強体制なんですね。
LINE PayのVISAカードを使わない手はありません。
LINE PayのVISAはタッチ決済(Visa contactless)に対応
イタリアの地下鉄はVISAコンタクトレスに対応(写真は2018年9月撮影)
日本ではVISAのタッチ決済の存在感は薄い反面、海外では使えるシーンが増えています。
さらにVISAはオリンピック会場で唯一利用できる決済ブランドとなっているので、日本でも環境整備も急ぐはず。
VISAのタッチ決済機能は2020年の東京オリンピックに向けて加速度的に普及してくるでしょう。
オリンピック会場を訪れる外国人旅行者に「VISAのタッチ決済が使えない」という不便を与えるわけにはいきません。
逆に日本人もVISAのタッチ決済に対応しているカードを持っておけば、海外旅行時の支払いが超簡単。
クレジット機能を持った「LINE Pay×VISAカード」はメインカードになれるポテンシャルも十分あります。
クレジットカードを連携させて「LINE」の友だちへの送金に利用することはできません。
街のお店またはオンラインショッピングなどでのお支払い(決済)のみに利用可能です。
LINE Payの送金機能は口座からのチャージのみ対応と覚えておきましょう。
LINE Pay VISAクレジットカードが登場すれば、国内ではLINE Pay、海外ではVISAのタッチ決済でキャッシュレス決済ができます。
つまり世界中どこにいてもキャッシュレス決済ができるんですね。
これだけの利便性があるので、LINE Payは長く残る決済なのではないかと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます!
ぜひLINE Payを使いこなして、快適なキャッシュレスライフを楽しんでくださいね!